マニ車のなかにはチベット仏教の経文「スン」が巻かれています。マニ車は仏具ですから、神聖なものとして、とても大事にされます。
でも多くのネパール人、特に女性にとって大事な「スン」と言えば、別のものを指します。「金(gold)」です。金ぴかのアクセサリーで飾り立てた女性を初めて見た時は、正直なところ「馴染めん・・・」と思ったものですが、そのうち慣れてきて素敵に見えてくるから不思議です。その土地の文化や歴史があって、金を好む今のアクセサリー文化となっているのでしょうね。
ネパールは兎も角、インドが経済発展して「スン」の需要が増大すれば、価値が上がるかも・・・なんて仕込む余裕もないくせに、妄想だけば一人前の紙っぺらの「金(カネ)」もアクセサリーの「金(gold)」も大好きなネパール人化している「ばさんた」でした。
2009年06月26日
経文「スン」より大事な「スン」
posted by ばさんた at 07:46
| 日記
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